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西野花「娼婦サギリ」

BL小説レビュー
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タイトル
娼婦サギリ
作者
西野花
イラスト
タカツキノボル
出版社
大誠社 リリ文庫
出版日
2013-05-20

と、いつものごとく電子書籍で購入したのを読み返し。
挿絵はタカツキノボルさんなんだけど、これも中のイラストがないんだよなー。
タカツキさんというとビビットカラーなボブゲ民なんだけど、ビビットカラーは死亡宣言もしないまま息絶えましたね。
ドメインもいつの間にか売りに出されていて、ボブゲの縮小を感じてなかなかさみしい。
スプレーさんとこも公式サイトが2016年で止まってますやんけ。いちおう、スマホブラウザ版とか、最近でも動きは色々あるみたいだけど、サイト更新する人がいないんですかね。新しいゲームを作っているという話も聞こえてこないし。
今ほとんどプレイしてない人が言うなという話ですが。

タカツキさんの話からボブゲに話が逸れました。
「娼婦サギリ」。
やっぱり西野さんは分かりやすいエロと分かりやすい物語で読みやすい。
エロが主体なんだけど、このエピソードで恋に落ちて……というのがきちんと過不足なく入っているので、読んでいてストレスがないんですよ。
サギリが淫乱な娼婦あがりなのにも理由があって、トリスタンがサギリを攫った理由もきちんと明かされ、そんでもってトリスタンがサギリを追いかける理由もきちんとあって。
こんだけエロを描きながら、触手まで活躍させながら、物語として面白いので西野さんはやっぱり好きです。
こういうBLらしいBLって頭空っぽで楽しめるのでよい。
引っかかる部分があると頭空っぽになれないので、するする読めて疑問が浮かばないようになっている西野さんは上手いなあといつも思う。文章も読みやすいしエロもすごくエロいし。

最初の話にちょっとかぶりますが、このリリ文庫もどうやらお亡くなりになっているっぽいですね。
同じ時期に、乙女のほうのプリエール文庫も同じ時期から止まっているようです。
漫画のレーベルは動いてますが。
小説が売れない時代なんだなと考えさせられます。
歴史が長いかのプラチナ文庫も休刊すると発表がありました。
好きだったレーベルなだけに残念です。
私は文字によるBLやエロというのがすごく好きで、読むのも漫画より小説がメインなんですよ。(漫画はほとんど読まない)
ボブゲも、イラストはありますが物語を進めるのは文章です。
ボブゲに関してはPCを持たない世代が増えているというのも原因にあるでしょうが、文字によるBL表現が縮小してしまうのは寂しいことです。
出版社も守りの姿勢に入りつつ、新しい風を吹かせようとエブリスタとコラボしてみたりと、少しは取り組みをしていたようですが、結果として、ひとつのレーベルが終わってしまう。
そんな私も今やBL小説の新刊はほとんど買っていませんでした。
失敗したくない、というのが読者、出版社のどちらにも共通した気持ちだったように思います。
私の場合も、何作か冒険してみて失敗続きだったときから、ベテラン作家ばかり買うようになっていましたし。
あとここ最近ずっと調子が悪くてなかなか新しい話を読めずにいました。昔買ったものを読み返すことが多く、また、新しい作品といっても、大好きな作家である剛先生は亡くなってしまったので、中古で追いかける日々でした。
単純に読者が減ったからレーベルがなくなってしまう。その原因のひとつに自分がいるように感じてなりません。好きなジャンルを支える方法は、買い支えることだよな、と。とはいってもこれからは金銭的余裕がなくなる予定なので、あまり支えられそうにありません。
と、サギリの話からはかなり外れたところで締めたいと思います。

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