なんか初っぱなから立ち絵がぬるぬる動くのでびっくりした。
絵が動く演出は、鳥マリの金玉が揺れていたおもしろトラップのせいで、どうにも最初に笑いが来てしまう。
物語を読み進めていくうちに、ああ、動く演出こそが機械人形っぽさなのかな……?と納得。不気味の谷感があるのは狙ってやったのかなと感じました。
てっきりもっとエグい話かと思って構えていたので、最初にたどり着いたNew Lifeで拍子抜けしたという。
普通に爽やかないい話だった。
でも私としてはLost heartのラストが一番納得がいったですよ。自分なら1年のんびりカフェに通って暮らしてたら、働けと言われてもいやんなりそう。
でも人間のために存在しているってのが機械人形の第一原則として組み込まれていると思うので、そういう意味ではやっぱりこのエンドだと主人公は欠陥品でLostなんだろうね。
これをプレイしていて思ったのは、結局私はPCゲームにはエグさを求めてしまうんだよなーということ。
PCゲームにおいて、ある程度エグい話のほうが好きです。
なぜかというと、PCゲームって自由だと思うから。自由なら自由な話を求めてしまうというか。謎がある話なので、エグいほうに話が向かうのではと、変に期待しすぎてしまった。
システムはティラノなので使いやすいし、起動した画面もおしゃれです。
ただ、起動までにすこぶる時間がかかった。
立ち絵が動くのは面白いけれど、動かなくても普通にスチルがあるゲームのほうが達成感があるかな。