- タイトル
- DYNAMIC CHORD feat.[rêve parfait] Append Disc
- ブランド
- honeybee black
- 発売日
- 2016-01-29
プレイ日記
玲音、久遠先輩ときて、3番目はつむぎ君ルート。亜貴ちゃんの「ももちゃん」呼びが可愛くて、個別ルートに入るまではももちゃんと呼んでいたが、ルートに入ったらまんまと「つむぎ君」になりましたよ。
(最後にまとめて感想を書いた玲音や久遠先輩と違ってプレイしながら書いていったので、話があちこち飛ぶ上に長くなりました)
すごくどうでもいい話なんだけど、私は基本的に平仮名の名前の男性キャラが苦手でな……。BLで地雷だった話で平仮名の名前が何個かあってからそうなったんだけど、つむぎ君は全然そんな風には思わなかった。むしろ可愛い。似合ってる。
それに年上好きなので、年下キャラも全然興味ないタイプだったのよ。それがつむぎ君は可愛くて! もしかしたら自分が年を取っただけなのかもしれない。可愛い男の子を愛でたい。
今までと違った萌えを開花させてくれてありがとう。
二人の関係や物語が楽しくて可愛いルートでした。自分にとって、理解しやすいお話だったので。
私はアホなので、あんまり恋愛の細やかな心の変化が理解できないのね。
だから、出会う→仲良くなる→好きになる
っていう、出会いから描かれていくお話のほうが分かりやすい。
元々の知り合いへの気持ちが恋愛へと変化していく物語は、私にとっては難しい。
全年齢乙女をクリアしたことがないって話を前に書いたけど、その辺の理由も上と同じ。恋愛の物語は感情移入が難しい。主人公は自分とは無関係の、あくまで主人公だと切り離して考えたほうが理解しやすい。
話はちょっと変わるけれど、そういう理由もあって、18禁が好きなのよ。「好き=セックス」という構図が、分かりやすい記号なので。好きだからシたい、シたいくらい好き、ってのは恋愛感情が分からない人間にも理解がしやすい、単純な形式だから。
このゲームの気に入っているところもそこだったりする。結構皆さん性欲モリモリなので分かりやすい。好き。
つむぎ君はかなり恋愛脳で、そこはやっぱり自分とはかけ離れているから理解が難しいキャラではあるんだけど、理緒ちゃんとのCPとして見たときに「好きだから好き」という理由のない全部好きって気持ちが伝わってきてほほえましい。
百合姉さんもいい人で楽しい。
亡くなった夫の家で夫の親と同居し続けるってすごくないですか。自分なら無理です。
しかも多分外で働いてないですよね。幼子を抱え、義理の親夫婦が共働きだから家事は大変そうだけど、それで百瀬家にずっといるってすごいですよ。
つむぎ君もやっぱりこのゲームの世界の住人よろしく生活水準は高そうなんだけど、ぶっ飛んだ金持ちでないのが親近感です。バイトしてるらしいし。
たくと君はかわいいキャラなんだろうなあというのは分かるんだけど、最近、この手の幼児キャラに触れすぎてから食傷気味だったりする。BLもそうだけど、女性向けってこういうお行儀のいい幼児が多いですよね。タラオ的な。
子育てBLを何冊か読んだらお腹いっぱいになった。まあ私が元々子供苦手だからな。
ところでキレると暴力に走るのはいただけないぞ、つむぎ君。マジで気をつけたほうがいい。あとそういうタイプはアルコールにも気をつけたほうがいいぞ。(偏見)
つらいことがあったからといって、荒れていい理由にはなりませぬぞ。耐えよ。
本編はプラトニックを貫いてきた玲音と久遠先輩と違って、つむぎ君は手を出しましたね!
つむぎ君は理緒ちゃんを求めていて、理緒ちゃんもつむぎ君を受け止めたくて、それでも、ふたりのあいだにあるものは「ラブ」ではなくて。
18禁でよく見るパターンなので、非常にしっくりくる展開で嬉しかった。
ちょっと幼いところもありつつ、頼りになるかっこいい部分もあって、可愛くて目が離せないキャラがこういう行動に出たってのがいい。受け止めてくれる理緒ちゃんは聖母だぜ。
このルートでも玲音はいい味出していた。
玲音は他ルートにいたほうが輝いているんじゃないか?
理緒ちゃんのことが好きだけれど、自分は身を引く潔さがかっこいい。理緒ちゃんが好きな人と結ばれることが彼女の幸せだと、ちゃんと分かっている。
いい奴だなあ。
クリスマスパーティー
ということで、今までまずはバッドに行っていたのに、今回はすぐにベストエンドでした。やったー。
前バンドとの確執を、スルーするという方法で乗り越えられたのがよかったなあと。
先に書いたけど、キレると暴力に出ちゃう部分もある子なので、こうやって、スルーできるようになるってのが、つむぎ君にとって一番いい成長だと思う。
ただ、酒には気をつけろ。記憶がない中で暴力振るったらしゃれにならん。(まだ未成年だった)
受け止めきれなかった心
選択肢を逆にしていって、軽くバッドに。
体ごと受け止めてあげることしか、つむぎ君の心を救えないんだよな。そうすることでしか信じられないのが悲しいけど、彼のこれまでのトラウマから、そうなるしかなかった。
んでもって、だから言ったでしょ! 暴力には気をつけろって!!
このバッドはレヴァフェがメジャーデビューもできないのが悲しい。やっぱメンバー抜けちゃうのって切ない。
他のメンバーもつむぎ君にいてほしかったという気持ちがあるから、新しい人を入れる気にもならないだろうしね……。しょうがないから玲音がベースを覚えよう(建設的な提案)ベース兼ボーカルだ。
光る街並み
打ち上げの様子が青春っぽくて、こっぱずかしくなるくらいでほほえましい。
玲音の挨拶のくだりには笑った。
彼らは高校生で、デビューという夢への道が開けた。こういう熱さがあるっていいじゃない。
玲音や久遠先輩と違って、メンバーへの報告はありませんでしたね。でもすぐにバレるだろうよ。
ネックレスくれるってのもベタで、彼が高校1年生なのを思うとやっぱりほほえましくてにっこりした。まるで親の目線だった。
アンコール
の前に、本編終了後に解放されるスペシャルに収録されたストーリーを。
玲音、久遠先輩に比べて、ずいっぶんあっさりシましたね!? まあ本編で一度してますもんね。
あんま葛藤なくセックスするのはつむぎ君ルートならではですね。一番普通の高校生カップルって感じがする。
そんでアンコールでもセックス。家に誰もいないとなればすかさずします。セックスのあとに理緒ちゃんほっといて寝ちゃうのは、つむぎ君のものすごく自分勝手っぽさが出てて「若者よ……」と菩薩のような笑みを浮かべながらプレイした。
直後に百合さん帰宅。私はとても気まずかったのですが、理緒ちゃんは気まずくないんでしょうか。この男が寝てるのはセックスに満足した結果ですぞ。
お兄ちゃんの墓地、キリスト教なんですね。百瀬家はキリスト教なのか? そんな感じが全然しないので(婚前交渉バッチコイ)ここは普通に仏式でよかった気がする。背景はちょいちょい気になるんだよなー。遊園地のスーパーフリーとかね。
お兄ちゃんの墓参りに行くまではあんまりメジャーデビューするバンドのメンバーっぽい雰囲気のないつむぎ君ですが、それがミソだった。
芸能人にスキャンダルはつきものですね。私自身バンドマンの女関係でなかなかちょっと嫌な思い出があるので、理緒ちゃんの行動は正しいと思う。自分の気持ちを殺してまで距離を置こうとするけなげさよ。ファンにとってもこういう子が彼女なら安心できるね。
そしてこのルートはやはり玲音がいい子です。すげーいい奴。だって玲音だって理緒ちゃんのこと、好きだったんでしょ。それなのに理緒ちゃんとつむぎ君の恋愛に親身になって応援してくれるのは器がでかくなきゃできない。
いい奴だ。玲音にも可愛い彼女を見つけてほしい。(個人的には永久ちゃんなんていいんじゃないかと思いますがどうですか。永久ちゃんが亜貴ちゃんに玉砕して、なんやかんやと玲音が永久ちゃんを構ってあげてだんだん惹かれ合っていくって可愛いと思うんですがどうですか)
アンコールはバレンタイン、お兄さんのこと、スキャンダルからのすれ違いと盛りだくさんな内容でした。ちょっと話があちこちに飛んでいる印象もあったが、そこが、この二人が普通の恋愛をして、普通に関係を密なものにしていっているのが表れていたかな、と。
ところで、現在玲音、久遠先輩、つむぎ君と来て、残りは亜貴ちゃん。
クリアするごとに、暗かった絵がきちんと見えるようなる起動画面、現在亜貴ちゃんがひとりだけ暗くて面白い。
やばい歌詞を書くことでおなじみの亜貴ちゃんルート、楽しみだ!