- タイトル
- 若獅子と氷艶の花
- 作者
- あさひ木葉
- イラスト
- 朝南かつみ
- 出版社
- 海王社 ガッシュ文庫
- 出版日
- 2011-03-10
まあ実際の発売日は別の日だと思うのだが、本に載っていた発売日はとんでもない日付だわ。
なんか帯に折り本プレゼントがあるのに応募していないのは、確か4月になってから購入したからなはず。(締め切りが3月いっぱいだった)
直接被害はなくて、せいぜい数日の停電だけだったんだけれど、本屋に行って新たにBLを買っていられるような心境になかった。
異常にいっぱい読んではいたが、全部積み本だった。
帝王のスピンオフ。
麗峰のお付きの人のひとり、永華のお話。
やはり帝王シリーズが好きなので面白く読みました。
ちょいちょい出てくる麗峰と雪緒もよい。雪緒はほかの人から見るとこういう印象なのね。
私は長髪が好きなので麗峰と雪緒はどっちも長髪で良きです。
永華は女扱いされることをすごく嫌っているのだけど、その理由がきちんと用意されているのが良かった。
やはりそういう部分がストレスなく読めるBLが好きですね。
あさひさんのお話はエロエロでもそういう部分がきちんとしているので楽しく読めるんです。
そういえば今作は調教と卑語がなかった!あさひさんなのに。
このふたりは香港と日本の超遠距離恋愛になってしまいました。
今後がどうなるのか気になる。
今は紗一が香港に毎週来ているようですが、きっとそのうち麗峰が取り計らって一緒にいるのに都合がよいようにしてくれると思います。
ホントBLやくざはいいですね。色々都合よい展開もすべてBLやくざだからで解決してしまえる説得力があるイリュージョン。
なんだかんだとBL小説で一番読んでいるのはやくざモノかもしれない。
あとがきで次作があるようなことが書かれていますけれど、立ち消えですかね。というか、時期的に朝南さんが亡くなられてしまったからかな……。
次は亮人のお話だったのかなあと思うので、朝南さんのイラストで見てみたかったな。
朝南さんのイラストは今作もとても良かったです。
表紙の永華が好き。口絵も麗峰と雪緒もいるので嬉しい。