Chaos and Cuttlefish

世界で一番悲しい笑顔

タイトル
世界で一番悲しい笑顔
サークル
→Quantize_
ジャンル
ビジュアルノベル
公開日
2017-03-01

パチンコ描写があるから、嫌悪感を抱く人はプレイをお控えくださいと書かれていて、身構えていたのだがパチンコ依存症っぷりが面白い。
パチンコは嫌いなのですが、知らない世界を覗くようで楽しかった。

選択肢なしの一本道なので、ゲームというかビジュアルノベル。
男性主人公なので、まあ男性向けかな。
この手の語り口、小説だと気持ちが乗らなくて読めないんだけど、ゲームだと不思議と抵抗なく読めるんだよねー。
なのでこのお話はビジュアルノベルという媒体が一番似合っていると思う。

内容は、分かりやすい、まっすぐなお話で読みやすかった。
ただやはり、美羽の病気がかなり都合のいいものだなあと感じた。死にかけの人って、普通に動けないじゃないですか。でも普通に動けて、でもすぐ死ぬっていう奇病はいくらなんでも都合が良すぎて、そこが物語の根幹に関わる部分なのでもったいないなあと思った。
それを、どうにか納得させるだけの理由を描ききれていれば、そんなに気にならなかったと思うのですが。
病気について語る美羽の口調がものすごく説明口調で、普通に喋っているようには読めなかったのも残念だったかな。あれでは、ただ設定を読まされているだけのように感じた。病気について最後まで違和感があったのは、そこをのめり込んで読めなかったからかなと思う。
それでも最後まで楽しめたのは、やはりビジュアルノベルであることが大きいかな。
ゲームってプレイした思い出ごと好きになる感じなので、色々補正がかかります。ゲームっていいな。こういうのをプレイすると、ゲームっていいなと改めて思う。

音楽はオリジナルのようです。
フリーゲームはフリー音源が多いのですごい。邪魔にならない感じで物語を盛り上げてくれます。
そしてEDもボーカロイドの初音さんが歌うオリジナル曲。ここまでやるゲームは初めてです。
制作者の方々の気持ちが伝わってくるような曲でした。
願わくば、もう少し音量上げてもいいかな。

いい感じにサクッとプレイできて、全体的にクオリティも高い。
シナリオで気になる部分はあれど、最後まで楽しくプレイできました。
そして一番好きなシーンがパチンコのシーンだったりする。

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